目の健康
夜星空を眺めたり、遠くの森を見たりすることはあなたの目にとって大切なことです。
あなたの目は、日常生活の中で様々なストレスにさらされています。テレビ・パソコン・スマートフォン・コンタクトレンズや乾燥した屋内で、 知らず知らずのうちに目を酷使してしまっています。目は朝目覚めてから就寝するまで、一日中あなたと一緒に行動をともにします。疲れ目などで、目に不快感を感じたら日常生活も楽しくありません。
目が痛い・瞼が重い・不快感がある・乾いた感じがするというような症状はありませんか?
ドライアイをはじめ、様々な目の病気が疑われます。定期的に専門医に診てもらいましょう。
あなた自身の目です。目も休息を求めています、一日少しの時間でもかまいません、 あなたの目にもあなた自身が安らぎを与えてください。
少しでも不快感や異常を感じたらすぐに専門医にご相談ください。
病気と治療
白内障
人の目はよくカメラに例えられます、レンズに当たる部分が水晶体です。この水晶体が様々な理由で白く濁ってくることを白内障といいます。一番の原因は加齢によるもので老人性白内障と呼ばれています。水晶体が濁ると、目がかすんだり・二重に見えたり・まぶしく見えたり進行すると視力も低下します。
【白内障の症状】
かすんで見える・二重に見える・まぶしく見える
【予防】
日常生活に支障が無い軽度な状態では点眼薬により進行を遅らせます。
病状が進行して視力が低下した場合手術で白内障を取り除き視力を回復するこが可能です。
【手術】
白内障手術は、手術方法や器械の進歩により、安全でより正確に行えるようになりました。そのため、当院では手術を日帰りで行っています。
手術に要する時間は10分程度です。水晶体の濁った部分を取り除き、人工レンズを挿入することにより視力を回復します。
手術をされる患者様には正しい情報を知っていただき、不安なく受けていただきます。
【白内障手術実績】
~2023年12月:4,576件
緑内障
知らないうちに視野が徐々に欠けてくる、緑内障はそんな病気です。
目の圧力で視神経が傷つき視野が狭くなっていきます。早期に発見、治療して病気の進行を止めましょう。40歳以上の20人に一人は緑内障とも言われています。少しでも「おかしいな」と感じたらすぐにご相談ください。専門医による適切な治療を受けて、緑内障の予防をいたしましょう。
【緑内障の治療】
緑内障は10~15年という長い年月をかけてゆっくり病状が進行していきます。
自覚症状があまりないため気づかないことが多いようです。
緑内障治療は病状の進行を抑えることです。点眼液で眼圧を下げる治療を行います。
薬だけで眼圧を充分に下げることができない場合はレーザー手術や外科的手術が必要です。
飛蚊症
目の前に蚊やゴミのようなものが浮いて見えたり、飛ぶように見えたりする症状を飛蚊症といいます。
あらゆる年代に発症しますが、高齢者や近視の方に多く見られます。そのまま放置しておくと網膜剥離や眼底出血などの疾患を見過 ごすことになったり、時には失明に繋がる事態となることもあります。「おかしいな」と思ったらまず診察を受けてください。専門医の診断を受けて安心をしてください。
網膜剥離
網膜の内層が土台からはがれてしまうのが網膜剥離です。
「虫が飛ぶように見える」「視野が欠けて見える」「フラッシュのように光る」などの症状がでたら 、直ぐに眼科を受診ください。急激に視力が低下し失明に至ることもある怖い病気です。
加齢黄斑変性症
ものがゆがんで見えたらまず、この病気を疑ってください。
この病気のはじまりは「ゆがみ」のことが多いです。両眼で見ているうちは、なかなか気づかないこともあります。 この病気は50代~に多く、年齢が上がれば上がるほど患者さんも多くなる傾向にあるようです。早期発見・早期治療が可能な病気です、おやっと思ったら、すぐに受診してください。
ドライアイ
目はいつも涙で守られています。その涙の量が十分ではない状態がドライアイです。
ドライアイの診断は眼科医であれば可能です。重症なドライアイには特殊な治療が必要なこともありますが、ほとんどの場合には診断がつけば治療はどの眼科医でも可能です。市販の点眼が症状を悪くしている場合もあるので、眼科医の説明を受けましょう。